ホーム > 家具屋のつぶやき > テレビボードの選び方とは?サイズと配線で失敗しないための5つの基準
2026年08月27日
ブログテレビボードは「幅」で決まります。まず画面サイズを基準にする。ここを外すと、他がどれだけ良くても失敗します。テレビの横幅より、左右にゆとりのある幅を選ぶ。これが最初の一手です。配線と高さと耐荷重は、その次に効いてきます。
「今のテレビ、そろそろ大きくしたい」。そう考え始めた人ほど、ボード選びで手が止まります。幅は今のテレビに合わせる?それとも将来の大画面に合わせる?高さは床置きが正解なのか。裏の配線はどう隠すのか。ネットで見ると数字ばかりで、結局どれが自分の部屋に合うのか分からない。頭の中で同じ問いがぐるぐる回る。
テレビボードは、一度置くと数年は動かしません。だからこそ迷う。この記事では、テレビボードの選び方を「サイズ・配線・高さ・耐荷重」という順で分解します。数字の意味が分かると、店頭でもネットでも、自分の部屋に必要な一台が見えてくる。まず何を測ればいいか、そこから一緒に整理していきます。
多くの人が色やデザインから見始めます。でも、実はそこは最後でいい。最初に決めるのはサイズです。ここがずれると、後からどう工夫しても収まりが悪くなる。まずは数字から入りましょう。
一番の基本です。テレビボードの幅は、テレビ本体の横幅より広くとる。目安は左右それぞれ10cm以上、合わせて20cm以上の余裕です。
たとえば55インチのテレビは、横幅がだいたい123cm前後。ここに左右のゆとりを足すと、ボードは幅150cm前後が落ち着く。テレビと同じ幅のボードだと、画面が台からはみ出して見え、不安定な印象になります。ショールームでも「思ったより窮屈に見える」とおっしゃるお客様は多い。実は、この左右の余白が見た目の安定感を大きく左右します。
もう一つ、将来のことも考えておく。今は50インチでも、次に65インチにするかもしれない。正直なところ、テレビは買い替えるたびに大きくなる傾向があります。だからボードは、今のテレビちょうどより少し大きめを選ぶと長く使える。ここはケースによりますが、迷ったら大きい方、が失敗しにくい。
幅の次は奥行きです。テレビボードの奥行きは、一般に30〜45cmが多い。薄型だと省スペースですが、上に乗せるテレビのスタンド脚が収まるかを必ず確認します。
脚が幅広のテレビだと、奥行きの浅いボードでは前後にはみ出すことがある。カタログの画面サイズだけでなく、スタンドの設置寸法を見ておく。よくあるのが、幅は測ったのに奥行きを見落として、脚が乗り切らないケースです。
設置場所も実寸で測ってください。壁の幅、コンセントの位置、windowや扉の開閉。特に引き出しや扉が手前に開くタイプは、その分の前方スペースが要ります。メジャーで測って、床に養生テープで外形を貼ってみる。これだけで「置いてみたら圧迫感が強い」を防げます。
テレビボードは、テレビを乗せるだけの台ではありません。ブルーレイレコーダー、ゲーム機、サウンドバー、ルーター。周辺機器の置き場でもある。
オープン棚タイプなら放熱がよくリモコンも届きますが、ホコリは溜まりやすい。扉付きなら見た目はすっきりしますが、赤外線リモコンが反応するかガラス扉か格子かを確認する。ここは生活スタイルで分かれます。
収納するデッキ類の高さと幅を先に測り、棚板の内寸に収まるかを見る。特にサウンドバーは横幅が長く、棚に入らないことがある。放熱スペースも要るので、機器はぴったりではなく少し余裕を持たせて選ぶ。この一手間が、後の使い勝手を決めます。
サイズが決まったら、次は「使ってから困る」部分です。配線、高さ、耐荷重。この3つは、店頭の第一印象では見えにくい。でもここを外すと、毎日じわじわ効いてきます。
テレビ周りは、とにかくケーブルが多い。電源、アンテナ、HDMI、ルーターのLAN。何も考えずに置くと、背面がケーブルの束になります。
確認したいのは、背面板に配線を通す抜き穴(コード穴)があるか。そして棚と棚の間でケーブルを縦に通せるか。ここが設計されていると、機器同士をつないでも表から線が見えません。ショールームでも、裏を覗き込んで抜き穴の位置を確かめるお客様が増えました。
コンセントの位置とボードの背面が近すぎると、プラグが壁につかえてボードが壁から浮くことがある。背面に配線スペースの逃げがあるタイプだと、これを防げます。テレビボードの選び方で、配線は地味ですが後悔の出やすい部分。先に見ておいて損はありません。
高さは好みではなく、視線で決めます。基準は、座ったときに画面の中心が目線かやや下に来ること。ここがずれると、長時間の視聴で首や肩に負担が出ます。
一般にソファに座ると目の高さは床から100〜120cm前後。床に近いソファやローソファなら、テレビボードも高さ30〜40cmの低いタイプが合う。ダイニングの椅子からも見るなら、もう少し高めがいい。だから、まず「どこから見るか」を決める。
ロータイプは部屋を広く見せ、抜けが出ます。ハイタイプは寝室のベッドから見るのに向く。正直なところ、万能な高さはありません。自分の座る場所の座面高から逆算するのが、いちばん確実です。
見落とされがちですが、これは判断基準として外せません。天板の耐荷重が、乗せるテレビの重さに足りているか。
大画面テレビは意外と重い。65インチクラスで20〜30kg前後になることもあります。天板の耐荷重表示を確認し、余裕を持った数値のものを選ぶ。ここはメーカーが開示しているかどうかも一つの目安です。数値を出せる製品は、そもそも構造に自信がある証拠。
もう一つ、転倒対策です。地震で大画面テレビが倒れると危険が大きい。壁固定用の金具や、ボード自体の転倒防止ベルトに対応しているかを見る。消防庁も家具の固定を繰り返し呼びかけています。小さなお子さんがいる家庭では、角の丸い設計や引き出しのストッパーも確認したい。テレビボードの選び方では、見た目より先にこの安全性を判断基準に入れてほしいところです。
A1. テレビの横幅+左右それぞれ10cm以上が目安です。55インチ(横幅約123cm)なら幅150cm前後が落ち着きます。同じ幅だと窮屈に見え、左右の余白で安定感が出ます。
A2. 迷ったら少し大きめが安全です。テレビは買い替えるたびに大型化する傾向があります。今ちょうどのサイズより一回り広いボードなら、次の買い替えにも対応しやすくなります。
A3. 座ったときに画面中心が目線かやや下に来る高さです。ソファ視聴なら高さ30〜40cmのロータイプ、ベッドから見るならハイタイプ。座面高から逆算すると失敗しません。
A4. 背面板の配線穴(コード穴)と、棚間を縦に通せるかを確認します。コンセント位置との干渉も要注意。配線スペースの逃げがある設計だと、ボードが壁から浮きません。
A5. 乗せるテレビ重量に余裕を足した数値です。65インチで20〜30kg前後になることもあります。天板の耐荷重表示を確認し、実重量より余裕のあるものを選んでください。
A6. 生活スタイルで分かれます。オープンは放熱とリモコン操作に有利でホコリは溜まりやすい。扉付きはすっきりしますが、赤外線リモコンが通るガラス扉かを確認しましょう。
A7. 壁固定金具や転倒防止ベルトへの対応を確認します。大画面ほど倒れると危険です。消防庁も家具固定を推奨しています。お子さんがいる家庭は角の安全性も見てください。
A8. 一般に30〜45cmが多く、テレビのスタンド脚が収まるかが基準です。脚が幅広だと浅いボードでははみ出します。画面サイズだけでなく脚の設置寸法も確認しましょう。
テレビボードは、数字の意味さえ分かれば選び方はシンプルになります。まずは今のテレビの横幅と、座る場所の目線の高さを測る。そこから幅と高さを決め、配線と耐荷重を確かめる。この順番で、あなたの部屋に合う一台を選んでください。
「幅は測ったけれど、うちの部屋に本当に合うか自信がない」「配線や耐荷重まで、正直どこまで見ればいいか分からない」。そう感じているなら、カタログの数字だけで決める前に、実物で確かめてほしいと思います。
テレビボードは、天板の質感、引き出しの動き、背面の配線のしやすさ、そして座って見上げたときの高さ。これらは触って、覗き込んで、初めて分かるものです。家具のフクタケのショールームでは、お手持ちのテレビサイズや部屋の間取りをうかがいながら、テレビボードの選び方を一緒に整理できます。すぐに買わなくても構いません。まずは「何を基準に選べば失敗しないか」を、実物の前で確かめてみてください。
家具選びで後悔しないためには、価格や見た目だけでなく、素材や構造、耐久性、修理のしやすさ、暮らしとの相性まで含めて考えることが大切です。個別の商品を比べても決めきれない方は、まず家具選びの判断基準を全体から整理してみましょう。
▶ 「後悔しない家具選びの理由と構造整理|価格ではなく価値基準で考える全体像」を読む
価格やブランドに左右されず、自分にとっての「良い家具」を考えます。
耐久性や修理まで含め、長く使える家具の選び方を整理します。
部屋の寸法や身体との相性から、使いやすい家具を考えます。
睡眠の質と身体への相性を基準に、寝具の選び方を整理します。
価格や品質の背景にある、家具業界の仕組みを解説します。
価格だけでは分からない品質や構造、身体との相性まで、長く使うことを前提に家具選びをお手伝いします。気になる家具がある方も、何を選べばよいか分からない方も、お気軽にご相談ください。
当店は少し分かりにくい場所にあります。道に迷われた場合は、お気軽にお電話ください。近くまでお越しいただければ、お迎えにあがれる場合もございます。
※人員の都合により、お迎えにあがれない場合があります。