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家具業界 衰退の本当の原因は?

2015年02月07日

家具のフクタケのつぶやき

以前から家具業界の衰退の原因が家具販売店で

高い利益率を追求した結果だと考えていました。

けっして住環境の変化やIKEAやニトリだけのせいではないと思います。

安価な家具出来るだけ高い価格で販売、

お客様は値段の割に品質の良くない家具を使う事になります。

そんな中、家具にお金をかけても仕方がないと不信感を持ってしまった。

そのお店でしか買えないオリジナル家具はその典型です。

会社の経営を考えれば利益率は大切です。

『自社の利益を重視するあまり、

お客様に適正な価格で良質な家具を提供するという商売の基本を見失ってしまったのでは?

その結果より安い家具を販売する、ニトリやIKEAなどが隆盛を極めていったのではないか?』

という仮説を立てて、実際に検証をしてみました。

定価が低く仕入れ価格高い、利益率は低いが高品質の家具をお客様が選ぶのか?

結果、仮説が正しかった。

ヨーロッパでも一流メーカーとして評価の高い旭川の家具メーカー カンディハウスの家具が売れたからです。

弊社の様に立地条件の悪い冷暖房のきかないスレートの倉庫という

悪条件にもかかわらず。。

カンディハウスは商品はお客様に適正な価格で販売販売される様に、

定価を下げられていて仕入れ価格が高い。

当然ですが定価以上に高く家具は販売出来ません。

値引きがほとんど出来ない高品質の家具でしたが、

2年連続で売上が倍増して当初からは考えられない数字が残せました。

粗利は少ないですが、客単価が上がり結果利益は充分に出ます。

カンディハウスは高品質ですが粗利は取れない、高価格で値引きが出来ない為

一般の家具販売店ではほとんど展示はありません。

家具販売店は本当の意味でお客様の立場に立ち、

本当に高品質な家具を適正な価格で提供してお客様の信頼を取り戻す事が大切です。

【三方良し】売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売。

近江商人の心得を思い出したいですね!

家具屋よりお客様の方が家具の品質を正確に見分けていますよ。

当たり前な真当な商売の原点に戻る時期ではないでしょうか。

 

家具の福岳

小川直樹

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