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家具屋のガラパゴス化

2015年07月07日

家具のフクタケのつぶやき

『ガラパゴス化とは日本で生まれたビジネス用語のひとつで、孤立した環境(日本市場)で「最適化」が著しく進行すると、

エリア外との互換性を失い孤立して取り残されるだけでなく、

外部(外国)から適応性(汎用性)と生存能力(低価格)の高い種(製品・技術)が

導入されると最終的に淘汰される危険に陥るという、

進化論におけるガラパゴス諸島の生態系になぞらえた警句である。』※wikipediaより引用

前回のブログに書きましたが『ASAHIKAWA DESIGN WEEK 2015』

6月24日から開催されたASAHIKAWA  DESIN WEEK2015 旭川から家具業界が変わる。

新しい潮流を感じ取り残されていく家具屋を目の当たりにしました。

ADW BAR(パーテ)ィ終了のアナウンスが流れてもだれも帰ろうせず語り合っていました。
旭川から家具業界が変わる。あの熱気とあの場での新しい出会いが新たな時代を作り出していくのでしょう。

旭川から家具業界が変わる、それも家具屋を抜きにして。(ここでの家具屋は家具小売店)
そんな確信にも似た予感を感じました。

限られた地域のお客様に向けて広告宣伝をおこない、

お店のブランドイメージを構築しながら利益率の高い自社オリジナルの家具を販売していく。
これは携帯電話のように国際標準とは異なる形で日本独自の発展を遂げたように、

家具屋がガラパゴス化に傾倒していると考えられます。

家具屋は自社の利益率のみを考えて独自の進化を遂げていますが、
家具メーカーは一流メーカのひしめく海外市場も視野に入れてデザインにも力を入れています。

より大きな市場を見据え家具を開発し続ける家具メーカーと、

自社の売りやすいオリジナル家具に執着し続ける家具屋。両者の差は次第に大きくなりつつあります。
いつも家具屋で家具を買っていたお客様が、

はじめて家具メーカーのデザインと品質を追求した家具をはじめて触れたときに何が起きるのか?
この時に家具屋が雪崩を打ったように家具屋からお客様が離れていくと私は考えています。
今までは旭川家具産地展⇒ASAHIKAWA DESIGN WEEKこれがすべてを象徴しています。

これからの時代生き残っていくにはデザインしかないという意味なのです。
この事の重大さにどれだけの重大なことかほとんどの家具屋が気が付いていない。

コピーでもなんでもいいから儲かる家具を売りたいと考えている家具屋は大変です。

完全に時代の流れを視ず、取り残されていことすら気づかず独自の進化を遂げる家具屋と
DESIGNを切り口に日本だけでなく世界の市場に進出して、
新しい時代を築こうとするカンディハウスを筆頭とした旭川家具工業組合。

これがこれからの家具業界象徴しています。
おそらく建築業界が家具の販売により力を入れていき、その中で家具屋として存在感を出していくか?

生き残った家具屋は建築業界と絡みながら

家具屋でしか出来ない仕事をしていけば十分に存在感を出していく事は可能だと思います。

 

これから5年たつと明らかな流れが見え始め、

10年たつと家具屋は最盛期の10分の1に減り今とは家具の買い方も変わっているでしょう。

新しい時代の幕開けです!

この変化をチャンスに変えて行きますか!!

 

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